Joy!

縄文時代から「流れ」だけを一気に
貫いてとうとう江戸時代に突入です。
当企画では、江戸時代からの近代化には触れず、
この時代で一旦筆を置こうと思います。

とうとう「ざっくり歴史シリーズ」最後の原稿です。

今回は最後らしく、全てのまとめを同時に行い
「ざっくり歴史」の総集編にしたいと思います。
それでは今日もざくざく進みますのでよろしくお付き合い下さい。

(1)縄文時代
獲物を追っかけ移動してたけど、
次第に「稲作」をするようになり『定住』する様に。

縄文人「あ〜、貝もうめぇし、定住すっか」

(2)弥生時代
『定住』し始めると、「豊かな土地」と「貧しい土地」が明確に!
「やい!スネ夫!その土地よこせ!」
ジャイアンが沢山出現して戦争になります。
戦争になれば「支配」が始まり、身分社会に!

弥生人「隣の土地の米、うまそ〜だなぁ〜」

(3)古墳時代
戦争が繰り返されるといつの間にか大きな国が勝ち残ります。
権力者が自らの力を誇示したくなるのは今も昔も変わらない様です。
自分のお墓を大きく作って、自分の力を見せつけます。

そのお墓が今では「古墳」と呼ばれてますね。
この頃にはかなり広い範囲で、
一人の大王が支配していたという記録が残っています。

大王「お墓の中にも寂しく無い様にお人形置いといて〜」

(4)飛鳥時代
大王一家(天皇家)は今の奈良の、
飛鳥という土地で政治を行います。
この頃、仏教や漢字が伝来し、
中国を見習いつつ日本独自の政治をしよう!と
「天皇中心」の政治の基盤を作り始めます。
聖徳太子さんがいた時代です。

よくよく調べると権力者同士のパワーバランスの
カオスな感じが面白い時代です。
乙巳の変(大化の改新のきっかけ)や
壬申の乱(天皇の跡継ぎ争い)など、
実は大きな争いが起きている時代でもあります。

聖徳太子「俺、天皇になったら殺されちゃいそうだから
摂政やっとくね。推古ちゃん、よろしくね!」

(5)奈良時代
仏教と天皇を中心とした政治の基盤を「飛鳥時代」に作り上げ、
それを「律令」という中国の法を取り入れて制度化しました。
飛鳥時代と決定的に違うのは、
この律令というルールのおかげで政治が安定したことです。
ルールがしっかり決まっていれば、
政治家の能力に左右されない政治が期待できるからです。

この時代には「仏教」を中心とするという方針のもと、
寺社が沢山できます。
大仏さんもこの時代ですね。

そうなると、お坊さんが大きな顔をし始める。
偉そうにしてたら嫌われるのは古今東西変わらない。
天皇はお坊さんから距離を置くために奈良を脱出します。

貴族「奈良はやめて京都にしません?
「鹿せんべえ代」掛かり過ぎですよ、ココ」

(6)平安時代<前半>
奈良を脱出した天皇が向かった先は京都でした。
京都での天皇の友達は貴族たちです。

貴族と過ごす華やかな生活に満足する天皇。

そんな中、藤原氏は上司への贈り物がとても上手でした。
娘さんたちを付け届けとして送り出した藤原氏が
権力をつけていきます。
歴史は繰り返し、お坊さんの時と同様に、
今度は貴族が偉そうになってきます。

藤原氏の摂関政治と言えば有名でしょう。

藤原氏「お中元に娘、持ってきました〜」

(7)奈良時代<後半>
偉そうな貴族とのやり取りが次第に面倒くさくなる天皇。
そこで、天皇は「上皇」という位に勝手に即位し、
貴族との関係に責任を持たずに
天皇には言いたい放題言える立場を作り出します。

これがいわゆる「院政」。

その後の天皇は?

お察しの通り「上皇」と「貴族」の板挟みでいじめられる。
そこで、天皇が仲良くしだすのが次世代ヒーローの「武士」です。

強い武士が天皇の味方をしだすと、
上皇や貴族も警戒して武士と仲良くします。
武士同士が睨み合うと・・・、そう、戦争が起きるんですね。

保元の乱という乱で上皇・貴族側を破り天皇側が勝っちゃいます。
天皇側に味方した平氏と源氏は
天皇と仲良くウハウハな生活を送れると喜びました。やほーい。

しかし、その後、天皇に可愛がられたのは平家だけだったのです!
源氏は頭に来て平家にケンカをふっかけます。
これが平治の乱。
源氏、ボッコボコにやられます。
その後、源氏の生き残りが天皇家もろとも平氏に復讐し、
武士の時代の幕開けです。

上皇「天皇や〜めた!」
天皇「貴族とか上皇とかもうイヤ!」
平氏「源氏はほっといて私と仲良くしましょうぜ?」
源氏「やられた方は覚えてんだからな?あ?」

(8)鎌倉時代
源氏が力づくで平氏をねじ伏せ、
国内では誰も源氏に勝てなくなっちゃいます。
そこで源頼朝さんが征夷大将軍(武士で一番偉い人)の役を得て、
政治を始めるわけですね。

頼朝の死後は北条氏に政権はバトンタッチ。
始めは反対運動が起きたていましたが(承久の乱)、
源家の家来をまるまる引き継いだ北条氏が反対運動も抑えます。

すると、破竹の快進撃を続けるモンゴル帝国が
日本を手中にしようと攻めて来ます。
吹きすさぶ暴風雨に味方され、モンゴルを追い返します。
当時の世界チャンピオンクラスのモンゴルを追い返すとは、
日本も侮れません。

しかしここで問題が!
そう。防衛戦なんで恩賞が無いんです!!

これで不満が募ります。
高まる不満を集めて北条氏に反撃したのが後醍醐天皇、
足利尊氏、楠木正成、新田義貞の天皇連合です。

北条氏「利益が出たワケでは無いのでインセンティブは払えん!!」
武士団 feat GODAIGO「ブラック企業マジパネェっす!
労働基準法違反乙」

(9)室町時代
武士からようやっとのことで政権を取り戻した
後醍醐天皇率いる天皇家。
そこで天皇は『建武の新政』と呼ばれる
「構造改革」をしようと試みるのですが、尊氏はそこに反発。
別に天皇を立てて後醍醐天皇を追い出します。

ここで朝廷が南朝と北朝に分かれるわけですね。
異例の緊急事態。

これが南北朝時代。

これを三代将軍の足利義満が仲直りを促し、もとに戻っていきます。
トップが決まらないとゴタゴタして政治も治安も乱れます。
そんな世の中では、自衛の力をつけていかなければ自分の身が危い。

この頃から各地の有力者が「自治」と「軍備」を始めます。
後は時代が流れるままに有力者が大きな勢力となって
台頭してくるわけですね。
そこから戦国時代へ突入です。

後醍醐天皇「建武の新政はじめました」
足利尊氏「何それ?聞いてないけど!南北朝分裂!」
足利義満「仲良くしたまへ。南北朝再合併!」
地方豪族「なんか政府が守ってくれそうにないから自衛すっか。
地方分権万歳!」

世は戦国時代!!一つなぎの国(ワンピース??)にする為に
戦国王に俺はなる!

(10)戦国時代/安土桃山時代
というわけで始まった戦国時代。
武田、上杉、織田、伊達と並みいる有力大名争いを制し
最初に戦国王に輝くかと思われたのは織田信長!
しかし、織田信長もあと一歩のところでクーデターを起こされ退場。

信長の後を継ぎ、豊臣秀吉が日本をまとめあげます。
秀吉さん、勢い余って朝鮮出兵。
これに失敗し、戦争したのに恩賞も出ないという状態に。
その時、歴史が動くフラグがビンビンですね。

そこで不満を持った大名にお金を貸してあげたり、
お世話してあげたりしたのが徳川家康さん。一躍大人気に。
人気な武士が二人以上いたらどうなるか?

そう。戦争です。

秀吉の死後、その後の政治方針を巡り、
日本を東西に分つ大決戦。
関ヶ原の戦いですね。
徳川軍の圧倒的な強さで西軍を打ち破り、
いよいよ徳川家の天下へ。
ここから江戸時代の始まりです。

織田「天下布武!」
明智「あ、スキあり」
豊臣「おのれぇ!光秀!!!(ラッキー)!殿の仇っ!
(そして俺の天下へ!)」
徳川「・・・。忙しい人たちがいなくなるまでじっとしとくか」

(11)江戸時代
目立った政変もあまりなく260余年続く徳川時代の始まりです。
時代劇に出てくるのは殆どこの時代。

ちょんまげ。この時代。刀。この時代。
ビバ!日本!侍!の時代です。

前半は、徳川家が「鎖国」をして海外との下手な絡みを持たないよ!
というスタンスを確立する時代。

中盤は、政治が安定してくるので
個性豊かな将軍毎の政治の特色が楽しめます。
当然、悪政もあれば善政もあり。
飢饉なんかも起きちゃいます。
江戸の街はどうやって乗り越えたのか、お楽しみですね。

後半はいよいよ激動の時代へ。
名だたる多くの作家さんたちも、
時代のうねりに思いを馳せて幕末のこの時代を
それぞれの解釈で描いています。
僕が独断と偏見で乱暴に史観をまとめると、
引きこもってたら外から怖いお兄さん(アメリカ)がやってきて
日本がムリヤリ家の外へ引きずり出される感じです。

ちょっとざっくり書き過ぎて誤解が生まれそうですが、
この時の日本のうねりは僕にとってもロマンです。
「ざっくり」と「分かり易く」結論ありきで書けば
上述の様になるということです。

初代(家康)「徳川世襲政治やるからね〜。
ついでに豊臣さんはご退場下さい(大阪の陣)」
三代(家光)「寂しいから一年毎に皆会いに来てね(参勤交代)!
外国にも浮気しないでね(鎖国令)!」
五代(綱吉)「わんわん保護令(生類憐れみの令)!!」
八代(吉宗)「税金(米)を多く納めれば参勤交代半年でいいぜ
(上米の制)!」
維新志士「ジョーイ!ジョーイ(攘夷)!!」
ペリー「開国してくださいよ〜。
開国してくれないと黒船の大砲ぶっぱなしちゃいますよ〜?」
十四代(慶喜)「将軍やめま〜す(大政奉還)!!」

(12)明治〜昭和
開国後、急激に迫り来る近代化の波を
見事に乗りこなし急激な成長を果たす日本!
現代に至るまでに何があったのか!?
果たして、日本の命運やいかに?
(いつか世界史を交えて近代史を触れたいなぁと思います。)

ということで、一ヶ月余りに渡り、
「ざっくり日本史」をお送りしてきました。
知ってることの中に、何かしら流れや説明方法、
新しい史観など、少しでも発見があったら嬉しいです。

次回から再び、科目なぜなぜシリーズへ戻ります!

それでは今日も良い1日を!

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