はじめてみたんです。

巨大な「剣」でケーキが切られるところ。

昨夜は、友人の結婚式でした。

新郎が、某、有名なRPGをつくっている
会社の、バリバリのクリエーター。

新婦が、某、有名な格闘ゲームを
つくっている会社の、バリバリの
クリエーター。

だから、もう、凄い。

プロフィール映像から、余興の映像から、
宴会中のBGMから、細かな備品まで。

ものっすごい「凝りよう」なんです。
ものっすごい、楽しかった。

そして、極めつけ。

ケーキ入刀の際に使用した刃物が
ゲームの主人公が最後の敵を
倒すときに振り回しているような、
ものっすごい「剣」だったんです。

完全に、「どよめきフラグ」でした。

ちょっと、惚れ惚れしました。

ところで。

前回のメルマガで紹介した

『物語のある広告コピー』

の本。

私、普通にジュンク堂で買ったのですが、
アマゾンだと、まだ「予約注文」の
段階なんですね・・?

なんでだろう。

「キンチョーのコピーとか、秀逸です。」

とか、書いたのですが、
まだ読めないんですね。

「どんなものなんですか??」

とお問い合わせをいただきましたので、
中でも面白かったものをひとつ
紹介させていただこうと思います。

「つまらん!お前の話はつまらん!」
のCM。

父子役を演じた、

大滝秀治さんと、岸部一徳さんを
思い浮かべながら読んでくださいな。

連続モノのコピー「父子水」の第三回を
ご紹介します。

話は、岸部一徳さん演じる男のもとに
別れた妻の「恵」が電話をかけてきた後から
はじまります。

『父子水』第三回

恵の用件は、借金の申し込みであった。
今一緒に暮らしている男の経営する会社が
左前となり、その当座の運転資金が
どうしても必要だという。

「なら、どうして君一人が来る。男・・・
ご亭主が来て然るべきじゃないのか」
「あの人は、プライドの高い人だから・・・」
「僕のプライドはどうでもいいのか?」

嫌な熱さの感情を抑えきれない。と、父
が水性キンチョールをしゅうと撒いた。

「ああ。すまんすまん。蚊が一匹
紛れこんどった。まさに水を差した。
ところで」

父は一息、呼吸を整えた。

「なあ、和子さん」
「恵です」
「恵さん、あんたに渡したいものがある」

そう言って父は席を立ち、茶色の古びた封筒
を持って戻って来た。

「こいつを持ってお行きなさい」
「・・・お義父さん・・・」
「父さん」
「私には・・・必要のないものだ」

恵が何度も頭を下げながら出て行ったとき、
既に日はどっぷりと暮れていた。

「男と女の間なぞ、不確かなもんだ」

翌日、母の墓参りの帰り道、父が呟いた。

「昨日・・・彼女に幾ら渡したんですか」

思い切って父に尋ねる。

「何のことだ」「あの・・・茶色い封筒」
「ああ、あの良子さんに」「恵です」
「恵さんに渡したものか。あれは湿布薬だ」
「湿布」

意味が分からず、何故と問い返した。

「いや、旦那さんが首が回らないと
なんとか言ってたから」

目の前が暗くなる。

「しかし、湿布薬ごときであれほど喜ぶ
とは、余程つましい生活と見えるな、
留子さんは」

男と女の間は不確かなものだ。
だが、恵は二度と連絡をとっては来ないだろ
う。それだけは確かなことのように思えた。

虫にきびしく、人にやさしい
水性キンチョール

アブラ少なめ、効きめは強め。

引用文献:
PIE社『物語のある広告コピー』
直川隆久さんのコピー

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4756243266/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4756243266&linkCode=as2&tag=riviusdesignw-22

今日も、「熱い」素敵な1日を!

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