歯間ブラシ使用に際しての注意喚起

ここの所、寒い日が続いていますが皆様はいかがお過ごしでしょうか?
私はというと、幸か不幸か私の家にはこたつがないので、
カタツムリ生活にならなくて済んでいるのですが、
朝方、布団からなかなか出て来れずに困っています(笑)

寒いとついつい力が入って噛み締め、歯ぎしり、食いしばり、
そこから派生する肩こりや頭痛などが発症しやすいといった困った季節ですよね。
気が張っていると体調の変化に気付きにくいですが、
体温を保つだけでも体力は消耗し、実際は体が弱っていたりするものです。
風邪気味だったりするとお肌の調子が悪くなり、
お化粧のノリがいつも通りいかない、なんてこともありますよね。

お口の中の歯肉も皮膚の一種。
従って、それと同じように体調が悪いと普段は歯肉が腫れない程度の汚れでも、
簡単に歯肉炎になってしまったりします。
歯ブラシ一本で磨いても、どうしても5〜7割しか汚れは取れません。
そこで、「ハミガキの話(1)」でも軽く述べましたが、
デンタルフロス(糸ようじ)と歯間ブラシが必要になってきます。
今回から2回に分けて歯間ブラシとデンタルフロスのお話です。

【歯間ブラシ】

歯間ブラシ
歯間ブラシとはその名の通り
歯と歯の隙間に入れていくタイプの歯ブラシのことです。
2本の針金がコヨリ状に巻いてあり、
そこにブラシの毛が挟み込まれてできています。
適応症例は、両サイドの歯と歯肉の間の三角形の隙間(鼓形空隙)
が大きく空いているかたに限定されます。

歯間ブラシを使って良い人の歯の状態

そもそも、このブラシは拡大して見ると糸ノコギリのような形をしていますので、
健康な歯肉がこの鼓形空隙を埋めている場合に歯間ブラシを用いると、歯が削れる、
歯肉が落ちて図のように隙間ができてしまう、といった副作用が出てしまいます。

このブラシが「適応」な方でも、隙間に合ったサイズを使用する必要があるので、
必ず使用前に歯科医院で指導を受けるようにしてください。

それではみなさん、今日もよい食事を!

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