スケッチブックに書き込む女の子

前回までは「家族ギャラリー」の活用術についてご紹介してきました。
今回もその活用事例の一つをご紹介します。

以前、私の友人に「家族ギャラリー」をお薦めしたところ、
家族間での会話が増えたと喜んでくれました。
彼はデザイン事務所に勤めているため、朝は早く
夜はほとんど終電で帰宅する生活を送っています。
土曜日、日曜日に出社することもしばしば。

ある日、朝食をとりながら家族ギャラリーを眺めると
小学校2年生になる長女がスケッチブックに「なぞなぞ」を
描いて飾っていたそうです。

「やくことはできるのに たべることはできない ぱんって なあに?」

いろんなパンの絵がたくさん描いてあったそうです。

すぐに答えは出せずに、彼はそのまま会社へと向かいました。
通勤時間や休憩時間などで問題の答えを考えますが分からない。
答えが思い浮かばないまま、その日も終電で家に帰ったら、
家族ギャラリーにたてかけてあるスケッチブックに「フライパン」
と書いてあったそうです。フライパンの絵とともに。

彼はスケッチブックをめくり、「わからなかった。ありがとう!」
と書いて、家族ギャラリーにたてかけたそうです。

是非、この話題をご夫婦やご友人たちと話し合ってみて下さい。
いろんな発見や気づきがありますよ。

9つの誤解:間違いだらけの“子育て”