やぎ

草食系男子の「出現」について考えるということは、
「今までにない存在」が発生するわけですから、
何かしらの変化があったと考える方が
正解に近いのではないでしょうか。

というわけで、今回から少々お時間を頂きまして
教育の変遷について探ってみたいと思います。

第二次世界大戦以降、
我が国の教育制度は何度も変化を遂げ現在の形に至ります。
「教育制度」が具体的にどのような点に
重きを置いていたのか具体的に見ていきたいと思います。
以下は時代毎の教育制度のキーワードです。

ー1940年代後半「経験主義」「児童中心主義」

この頃の教育は
「生徒が自発的に疑問に思ったことを経験して理解する」
という点に主眼が置かれていました。
非常に面白い発想でしたが、この指導法は、
成果が「教員や生徒の意欲や発想に依存する」
という問題点を孕んでいました。
広く等しい教育を日本中で行う
という観点については疑問が残ってしまったのです。

ー1950年代

上記の問題点の解決と、
経済成長を促進する人材を輩出したかった政府は、
教育の主眼を「経験主義」から
「系統学習」へ移行させていきます。
「学習指導要領」ができて
法として定められたのもこの頃です。
「教育」として正解か否かは分かりかねますが、
その後の「高度経済成長」について考えれば、
経済成長を果たす為の人材を輩出する点については
成功を収めたといえるのではないでしょうか。

次回からは高度経済成長期~バブル崩壊までの
教育制度を追っていきたいと思います。

それでは今日も良い1日を!

 

9つの誤解:間違いだらけの“子育て”