学問:複合

前回までのコラムで、僕なりの
「勉強する理由」について述べさせてもらいました。
その最後のコラムで、僕は「学問」は楽しい!と紹介致しました。

そこで、今回は「学ぶ」ことによってどんな楽しいことが起こるか
ちょっと紹介させてもらいたくて筆をとりました。
それと同時に、僕は、一つの科目に執着せずに
様々な分野を学ぶように日頃伝えているのですが、
その理由も伝わればいいかなと思います。

さて、みなさんは中学の英語の授業で
「受動態」という形を学んだと思います。

そうです。
「する」のではなく「される」という「受け身」の形です。

では、受動態を英語で書くとどういう形か
覚えていらっしゃいますでしょうか?
心の中で叫んで下さい(笑)!!

はい。その通り「be + Vp.p.(過去分詞)」の形です。
何気なく形で覚えてると思いますが、
この「過去分詞に接続する」ということを覚えておいて下さい。

次に、古文の受け身の助動詞を考えてみましょう。
忘れてしまっている方も多いと思いますが、
知らなくても全く生活に支障はありません(笑)
古文の受け身では「る」「らる」という形が受動態では使われます。
ご存知の通り、古文も現代文も日本語には
「接続」ってありますよね。
例えば「飛ぶ」を否定にすると「飛ぶ + ない」で
「飛ぶない」にはならずに「飛ばない」になりますよね。
こんな風に変化することを「活用」や「接続」という言葉で
説明されるんですが、まぁ置いといて・・・。

重要なのはここからです。

これね、日本語だと「受け身」って
「未然形に接続する」んです。
何が言いたいか。
同じ「受け身」でも欧米と日本で捉え方が全く違うんです。
言語は少なからず文化や社会性に影響を受けて
発達していきますので、この違いは非常に興味深い。

受け身
欧米 → 「過去分詞(過去)」のイメージにつながる
日本 → 「未然形(未来)」のイメージにつながる

これを比較すると、受け身という受け入れるべき内容に対し、
持っているイメージの違いがあるんじゃあないかという
仮説が立つワケです。

欧米は、「過去に起きたことはしゃあない(変えられない)から、
未来でどうにかすんべ」と思ってるのに対し、
日本では、「運命は決まっていて未来をあるがままに
潔く受け入れるべし」な~んて思う文化の違いが
あるんじゃないかな~なんて想像が膨らんだりするわけです。

この仮説を基に日本と外国の歴史の違いを比較していくと、
そこからまた妄想が広がって…という思考の連鎖が起こるわけです。

「好奇心」で始まる「学び」から「妄想」→「想像」→「創造」
へ繋がり、新たな「好奇心」を生んでいく。
この連鎖が「学問」の一つの醍醐味だと思っています。
学んだ知識を使って「妄想」し仮説を生み出していくこの習慣、
騙されたと思って明日から始めてください。
風呂の中、電車の中、トイレの中、寝る前、どこでもいいです。
この生活の中に、一日一つでも思考の習慣をつけることで、
昨日より楽しい人生が送れることを保証しますよ。

いや、ホント。
遊び大好きの僕が言うんだから間違いありません。

最後にお気づきとは思いますが、今回の「妄想」も実は
「組み合わせ」と「比較」から生まれているということです。
ということは、1つの得意分野に固執するよりも、
色々な分野の知識を吸収し、組み合わせたり比較したりして
いった方が妄想の幅もどんどん広がっていくわけです。

今現在、「何のためにこれ覚えるんだろう・・・?」
と思ってるものがある方に伝えたい。
断言してもいいよ。
いつか来るべき時に、思考の材料としてもの凄い威力を発揮するよ。
試験で点をとるだけが目的じゃない。

「学問」とは人生を豊にする本当に楽しい習慣の一つなんですね~。
何度も言うけど、遊び大好きの僕が言うんだから間違いありません。

今回はちょっと普段と趣向が違いましたが、
いかがでしたでしょうか?

それでは、明日も良い1日を!

 

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