はいはいする赤ちゃん

今日は、栄養と少し離れたお話をしたいと思います。

最近ある人の問いかけから、
ずっと考えていた事があるのです。
それは『私の夢は何?』です。
日々やりたい事もやらなきゃいけない事もある。
充実している。楽しい。
だけど…すぐに答えられなかったんですね。
自分の夢がなんなのか。
そんな自分にも少し戸惑ってしまったし、
悩んでしまったわけです。

小中学生の頃、文集や国語の授業の作文で挙げられる率
NO.1であったと思うんです。
『将来の夢は何ですか?』という質問。
あの頃はすぐに出てきたし、スラスラ書いていました。
みなさんも、そうじゃないですか?

仕事柄、若い子(20歳前後)と関わる事が多いのですが
「将来どうなりたいの?」と聞くと
「やりたい事が、わからないんです。」
という答えがよく返って来ます。
たまたま明確じゃない子ばかりと
出会っているのかもしれないけれど、
将来なりたい自分が明確じゃないと、
この答えはすぐに出てこないと思うんですね。
そして、考えれば考えるほど答えが出てこなくなる。

世の中の受験生の何割が、
将来なりたい自分を明確にイメージ出来ているのでしょうか・・・。
目標の大学や企業に入る・・・それは何のため?
将来どうなりたいの?

私もループにハマってしまったんですね。
今している事は将来のためにしているつもりだけど
『なりたい自分=夢』が、実は明確じゃない。

そんな時、とある夫妻の言葉を思い出したんです。

「子ども達に夢を持たせたいなら、
私たちが常にワクワクしていなきゃね!」

この夫婦との出会いは一年前、沖縄での知人の紹介でした。
50歳手前の2人は若い頃、
願いとは裏腹に子どもが持てなかったそうです。
だからこそ子ども達の未来を真剣に考えていて、
子どもをつくる身体のことや栄養のこと、
ココロのあり方をたくさんの人に伝える活動をしていました。
私に『食べ物が人をつくる』という事を
最初に伝えてくれたのもこの夫婦です。
もし生まれ変わる事があったら、この夫婦に育ててもらいたい!!
と思ってしまうくらい、ハートフルな2人なのです。

「同窓会で数年振りに会った友人達は、
子どもがどこの進学塾に行ってるとか
大学は何大学に入れたいだとか、
しまいにはテレビの話をしていたんだよ。
学生の頃はみんな自分達の夢を語っていたのにな。
僕は自分に子どもがいたとしたら、
子どもに夢を背負わせるんじゃなくて、
僕が常に夢を追いかけてワクワクしている姿を見せたいんだ。
いつも夢を語りたい。
そうしたら自然と子どもは夢を持つと思うんだよ。
こんな大人になりたいってね、勉強しだす。
大切なのは姿勢を見せること。僕はそう思うんだ。」

そうだ、これだ。

私が栄養の勉強をする理由、人に会う理由。
それは魅力的な人間になるため。
子どもにこんな大人になりたいと
思ってもらえるような人間になるため。

私の夢は
『幸せな家庭をつくること。素敵なママになること。
そして、魅力的な仲間を増やすこと。』

数日悩んだ結果、私から出た答えはそれでした。

私が素敵なママになるために必要なのが栄養の知識だと思うから、
私はその勉強をするし、友人の家族にも健康でいてほしいから
伝えたい。
魅力的な人間になりたいから、
魅力的な大人と出会うために人に会う。

赤ちゃんは、周りに立っている大人がいるから立ちますよね。
もし大人がみんなハイハイしていたら、
赤ちゃんが立ち上がる日はきっと来ないと思うんです。
自分がどうなりたいかわからないという若者が増えているとすれば、
それは魅力的な大人が減っているからかもしれませんね。

はい。
夢が明確になって、色々なことに意欲が湧き始めた今です。

みなさんの夢はなんですか?
やりたいことはなんですか?

お子さんの未来を考えて習い事や進学塾を選ぶ前に、
一度、自身の未来を思い描いてみてはどうでしょうか。

常に夢を持っているパパやママって、
とっても素敵だと思いませんか?

長文になりました。
読んでいただいてありがとうございました。

 

 

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