乳歯の数え方

こんにちは。

お子さんの歯が生え始めたけど
周りの子と比べて生えるのが遅かったり逆に早かったりで、
心配になっていませんか?

乳歯のことをよく知って、
それでも心配があればすぐに歯医者さんに相談してください。

【乳歯は何本生えるの?】
乳歯は上下左右5本ずつ、計20本あります。
数え方は手前の歯から順番にA、B、C、D、Eと数えます。
ちなみに、大人の歯は1~8と数えます。

乳歯

<乳中切歯(A)>
一番手前の前歯です。上の歯は台形状、
下の歯は長方形のような形をしています。

<乳側切歯(B)>
Aの隣の前歯です。上の歯はAよりも小さな形、
下の歯はほぼ同じ形です。

<乳犬歯(C)>
糸切り歯です。

<第一乳臼歯(D)>
Cのすぐ後ろの奥歯です。
永久歯の小臼歯と大臼歯の中間のような形をしています。
上の歯は根が3つ、下の歯は根が2つあります。

<第二乳臼歯(E)>
一番後ろの奥歯です。
永久歯の大臼歯と同じような形をしています。
根の数は第一乳臼歯と同様です。
その後ろに生える大人の歯「第1大臼歯(6歳臼歯)」
と似た形をしています。

【生える順番は?】
生える順番です。(個人差があります。)
下A→上A→上B→下B→上下D→上下C→上下E

【それぞれいつ生えてくるの?】
上顎
A 6.5ヶ月
B 8ヶ月
C 16~20ヶ月
D 12~16ヶ月
E 20~30ヶ月

下顎
A 6.5ヶ月
B 7ヶ月
C 16~20ヶ月
D 12~16ヶ月
E 20~30ヶ月

【生えた後の注意事項】
生えたての歯は表面がざらざらしています。
唾液中のリンやカルシウムを吸収して「石灰化」することで
ツルツルになりますが、そうなるのには時間がかかります。
また、酸に対する「耐酸性」も弱いため、
溶けやすいという特徴もあります。

そのため、20歳の時点で虫歯がない口の中でいるかどうかは、
乳歯の口腔内環境(口の中の環境)次第で決まっていきます。
石灰化を促したり耐酸性を強めるには、
定期的にフッ素を取り込むと効果的です。

「健康にご自身の歯で生涯を過ごす。」

あなたのお子さんがそれを達成するためにも、
家族全員で歯医者さんに歯のことをたくさん
教えてもらってください。

それではみなさん、今日もよい食事を!

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