弟を抱っこする姉

長男のK君(第三子)が家族の一員となってから1年。
K君だけでなく、次女のKちゃんの様子も大きく変わりました。

Kちゃんによると、生まれたばかりのK君を見た時は
「家族」という実感が沸かなかったそうです。
(そういえば、長女のRちゃんが、初めて病院で
生まれたばかりのKちゃんを見た時も、
ぷいと顔を背けてしまいました。
何か、よくわからない「ぶったい」を前にして、
どう振る舞ったら良いかわからないといった様子でした。)

ところが、K君の成長とともに、表情が出てきて、
Kちゃんの働きかけに笑顔で答えるようになり、ケラケラ笑い、
言葉にならないまでも「オ~、オ~」とKちゃんを呼ぶようになると、
とにかく「可愛くて仕方がない」状態になったようです。
まさに、Kちゃんにいわゆる
母性本能のスイッチが入ってしまったのです。

それから、日に日に「愛おしい気持ち」が強まり、
学校から帰ってくると真っ先にK君のところへやってきて、
「ダッコさせて~」となります。

親としてはK君をダッコして、あやして、寝かしつけ、
オムツの交換もしてくれて本当に助かります。
Kちゃんの方も成長も著しく、最初はぎこちなかった抱き方も、
最近は板に付いてきました。

昔は当たり前だったかもしれませんが、
上の子が下の子の面倒を見るというのは双方にとって
良いことだと感じます。
Kちゃんにしても、母親になっていきなり子育て全般に
責任を持つよりは、お手伝いという形で
徐々に腕を磨く方が良いでしょう。
下の子にとっても、たくさんの人の笑顔に囲まれて生活しますので、
寂しい時間が少なくなります。
そして、K君が大きくなる頃、今度は、お姉ちゃんの子どもの
お世話をするような状況があるとなお良いですね。

そんな風に子育てのサイクルがつながっていくというのは
社会全体にとってもプラスではないかと感じました。
最近のKちゃんの口癖は「私も子ども欲しいなあ・・・」です。
少子化対策にも有効かも知れません(笑)

9つの誤解:間違いだらけの“子育て”