歯医者で治療を受ける女の子

こんにちは。
今回は前回に引き続き、保険診療と自費診療のお話です。

全ての治療に該当する話ではありません。
ただ、法で規制の厳しい保険診療よりも、
歯科医師の判断で治療をできる自費治療の方が、
理想的な治療を提供できるのは、ほぼ間違いないと思います。
「保険適用外の自費治療はお金持ちがする治療でしょ?」
と聞かれることもありますが、そうでもないようです。

【世帯年収と自費治療経験の関係】
(株)ジーシーの国民意識調査チームによると、
世帯年収と歯科医院での自費治療経験には
相関関係がないことがわかっています。

- – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - -
【世帯年収別の自費治療経験について】
200万円未満…16%
200-300万円未満…17%
300-400万円未満…15%
400-500万円未満…15%
500-600万円未満…13%
600-700万円未満…7%
700-800万円未満…14%
800-900万円未満…16%
900-1,000万円未満…9%
1,000-1,200万円未満…12%
1,200万円以上…31%
- – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - -
*ジーシー・サークル 122号 2007-8より抜粋

経営よりも患者さんのことを考えている歯科医師であれば(
全員だと信じたいですが)、保険・自費関係なく、
治療が必要な歯に理想的な治療方針で進めたいと考えます。

しかし、診療の所要時間がとてもかかったり、元の材料費が高い、
あるいは薬事法などの社会的な背景で
日本で使用できない海外の優れた材料などは、
やはり保険適用外での診療とならざるを得ません。

患者さんが得られる利益に対して、
支払う対価が等価だと感じることができるのならば、
それは関係者全員に利益をもたらします。

しっかりと納得がいくまで説明を受け、
これから受ける治療の保険診療と自費診療の
両方の利点と欠点を正確に把握し、
将来の、そして晩年の食生活を考えた治療を
していくことが重要です。

気軽に聞きやすくて、
しっかりと説明をしてくれる歯医者さんを選ぶこと!
わからないことは何でも歯医者さんに聞くこと!
納得がいかなければ他院でセカンドオピニオン
(かかりつけ医以外の治療方法や考えを聞くこと)をすること!

これらは患者さんが持っている当たり前の権利なので、
どんどん活用して歯の知識を増やしてください。
それが将来の自身やお子さんの利益へとつながります。

今日もよい食事を!

 

9つの誤解:間違いだらけの“子育て”