子どもの手

音楽教育とは、世間では、
あってもなくても良いものとして
認識されている気がします。

生きていく上で最低限なにが要るか?
と考えると、衣食住、金銭。
といったところでしょうか?
音楽はこれらを作り出すことはできません。

近年、性に対する認識が軽くなっているのか、
「望まない妊娠」が急増しています。
「望まない妊娠」により生まれた子ども達は、
一番大切な部分が満たされないまま
大人になってしまうことが多いです。

また、十分な教育を受けさせてもらえないケースも多いのです。

そのまま育ってしまうと、
満たされない部分を何で埋めたらよいか分からず、
親と同じことを繰り返してしまうのです。

こういった負の連鎖を断ち切るためには、
「知性」を身につける必要がありますが、
一番大切な事は「性」に対する正しい知識です。

「性」を知ることで「自分自身」を知り、
自立への後押しとなります。

そこで音楽教育が役立つものと考えています。
音楽教育ってとても専門性が必要で、
仕切りが高いんじゃ・・・?という
お声も聞こえてきそうです。

いいえ。

とても身近で、誰もができることなのです。
一見、「性」と「音楽」は正反対で、
繋がりのないもののように思えますよね。

しかし、人間は生まれ持って耳があり、
手足があることによって聴いたり触れたりする事ができます。
人間は生まれた瞬間から何かを「感じ取る」能力
が備わっているのです。

生まれてからしばらくの間、
人間は「考える」事ができません。
しかし「感じる」事はこの世に生を受けた時からできます。
「感じる」事が常に「生きる」という能力の先にあるのです。

次回からは「性」と「音楽」の関連性について
お話ししていきたいと思います。

9つの誤解:間違いだらけの“子育て”